これからの投稿予定

ダイジェストは以下のような感じですが、AIに意見を尋ねたり、相応しいイラストの制作や画像を選択中。

・インプラントと周辺天然歯の位置関係の変化

インプラント支持の中切歯と隣接中切歯の経時的な切端の位置変化や、臼歯部のインプラント支持のクラウンと前方歯に生じる歯間の隙間について図解と対応方法。

・オールセラミック冠に見られる、歯根(歯質)背景色の透過性。

メタルコア(金属築造)に関わらず、失活歯や生活歯においても長期的には歯質の色合いが黒褐色や茶系に変化することが認められる。 歯頸部付近では明らかに明度の変化が認められるが、生活象牙質の変色は歯冠全体に明るさの低下が生ずることから、10年以上のスパンなら必ずしもメタルフリー修復が審美的優位性を保てるかは確かでない。

・メタルコア(金属築造)とファイバーコアの適応条件

ファイバーコアが失活歯の歯根破折を防ぐと喧伝されるが、フェルーレという立ち上がりの充分な歯質の存在がないと、脱離や破断が容易に発現する。 またグラスファイバーのメインポストは根管の狭小な下顎前歯等では絶対的に強度が不足する。 ファイバーコアの適切な利用とメタルコアの有効な使用法を検討する。

・歯科用3Dプリンターによる作業模型の現時点での検証

SLA (Stereolithography)といった光造形によって最終的な咬合関係や隣接歯とのスペース調整のための歯列模型が製作されるが、ヒトの上下の歯の咬合接触関係は靭帯組織である歯根膜の緩衝分は補償されても、ミクロン単位で”高い低い”の接触関係が把握される。 現在時点で製作時間や機材費用から実際運用されてる光造形器では、歯冠咬合面裂溝や鋭利な咬頭頂はなめられ本来の鋭利な形態の再現性が劣る。 また範囲が広い造形では収縮の影響もあり、そのため最後臼歯や臼歯部ブリッジ修復のような多数歯の修復治療では誤差が大きく、セット時に口腔内での調整が前提となる。 全顎的再建治療のような最精密で緻密な咬合関係を上下顎に再建するにはまだまだ厳しく、模型材を使った従来法を超えることは困難である。 光造形方式にも、点光源の従来方式のSLAやプロジェクターランプの面光源であるDLP方式、高解像度の液晶パネルを使用した面光源のLCD方式があり、それぞれ特徴や解像度にも影響されるので、現在は資料を渉猟中。 単なる記事で収まらないほど深いです!

・MI(Minimum Intervention)治療の長期的評価と限界

MI治療は従来の切除治療が拡大治療であることの対比から、正義の味方のような流れがある。 予防段階で発見される初期う蝕には有効だが、広範位の咬合面レジン充填のように、数年後には対合歯のエナメル質に削り取られ摩耗し、象牙質が露出して知覚過敏を呈したり、咬頭と小窩裂溝が近接しすぎて側方力により歯冠ハセツの危険を呈する状態を招くこともある。 歯質の保護のために強度と加工性の高い最小範囲の精密な修復物でハセツや摩耗を回避する従来の考えは合理的である。 歯冠に大きな欠損のある前歯にコンポジットレジンを積層した綺麗な修復をおこなったりも散見するが、ねじ込みピンも使わなければ力の作用によっては数日で剝がれても不思議はない。 レジンの物性は時間経過とともに落ちてくる。 冷熱による膨張収縮が歯質と同期してないため、体積が増えればマイクロリーケージという界面破壊を受けやすい。 給水に対しても同様である。

・歯科用マイクロスコープの有効性?

低金利の今、新規開業の歯科医院の3種の神器が歯科用CT、マイクロスコープ、クラスBの高圧滅菌器と聞くが (以前は炭酸ガスレーザーも、、)、これにIOS(intra oral scanner)というデジタル口腔内スキャナーが追加されようとしている。 このなかで誰が使っても有益なのは、特別な技術の習得なしでも使えるCT、オートクレーブ、IOSであるが、果たしてマイクロスコープはどうだろう? 

・歯周病環境下のインプラント修復

インプラント普及以前は広範囲の修復治療において治療の成功が”長持ち”とするなら、少なくなった残存歯の長期保存は必須条件であり、歯周環境の改善が前提で治療は組み立てられていた。 しかしながら歯牙欠損が生じたら、その都度インプラントに置き換えていくような風潮下では、面倒で大掛かりで責任が大きく、患者負担まで大きくなる修復治療は避けられる傾向がある。一口腔一単位のような理想主義的視点で全責任を負うより、局所だけを見て、患者さんも以前何処を治療したか分からないような関係性のほうか気楽でもあるのだろう、、歯周病進行環境下でのインプラントの併存と周囲炎について考察してみる。

・ほか
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