Biologic Width:生物学的幅径

 生物学的幅径( biologic width )とは、歯槽骨頂から歯肉溝底部までの歯肉の付着幅(約2mm)をいう。正常な歯周組織では、歯槽骨頂から歯冠方向に約1mmの結合組織性付着、および約1mmの上皮性付着が存在する。したがって、正常な歯周組織を維持するためには、それらを合わせた約2mmの上皮性および結合組織性付着が歯槽骨頂上に必要となる。 そのため歯冠補綴や歯肉縁下う蝕などの修復処置を行う場合は、修復辺縁から歯槽骨上2mm以上の生物学的幅径を確保しないと慢性的な歯肉炎症が引き起こされることとなる。 この侵害的状況を防止するには、フラップ手術(歯冠弁剥離手術)を行い、生物学的幅径を再現するための歯槽骨削除および整形を行う必要がある。 修復治療との関連性および対応については以下の引用サイトに詳細が解説される。( Google Chrome なら日本語訳でも閲覧できます )

生物学的幅径と修復治療
生物学的幅径と修復治療  辺縁歯肉組織の下にマージンを配置する必要がある場合、特に構造上の問題がある場合、歯が極度に変色している​​場合、またはジルコニアや金属セラミックなどのより不透明な修復物を使用する必要がある場合。このような場合には、歯肉縁下のマージンが必要であるが、組織の下に入り込みすぎてアタッチメントを侵害する懸念が存在する。
https://www.speareducation.com/spear-review/2014/12/biologic-width-part

Youtube動画に見るバイオロジックウィズ(生物学的幅径)の解説

Biologic width

العرض الحيوي (المسافة الحيوية) أو Biologic Width مع الدكتور مازن دوماني Mazen Doumani

meiboukoushiz 2021年7月9日 8:36 PM

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