自家歯牙移植– category –
歯牙欠損部位への自分の歯牙を移植する方法。 おもに抜歯する臼歯部に抜歯と同時に余った智歯を移植することがほとんどで、ドナーとなる歯根の形態が抜歯窩よりやや小さめであるのが有利である。 叢生で重なりの強い小臼歯や前歯をドナーとして利用できる場合は大臼歯より前方歯への適用がほとんどある。 初期小固定の方法でワイヤーの使用や縫合を緻密に行う等の配慮も必要。 ドナーの抜歯時の歯根膜の剥離防止のためあらかじめ矯正力をかけたり、1週以前に脱臼処置を加えてから移植する場合もある。 歯根膜の剥離が大きいと10年程度で置換性吸収により脱落することがある。
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