歯科修復治療について
歯科修復治療と歯科技工が本サイトのテーマですので、さまざまな治療方法や修復物の製作方法について紹介してまいります。 治療に至る歯科疾患の疫学や予防法は割愛させて戴きます。歯科修復治療には、ムシバや破損した歯を修復し、口腔機能と美しさを回復するための重要なプロセスです。 これらの治療は「チェアサイド(chair side)」と「ラボサイド(labo side)」に分けられます。 それぞれのプロセスについて簡単に説明します。
歯科治療は奥が深いので、簡略して生成AIに訊ねた内容の回答を記します。 以下従来法の術式です。
チェアサイド(chair side)
チェアサイドは、歯科医が診療室で直接患者に対して行う処置のことです。 以下は当該歯の歯牙形成後に修復物を間接法で製作してから口腔内に装着させるケースでチェアサイドで行われる主なステップです
- 診断と計画:最初に、歯科医が口腔内を診察し、どのような治療が必要かを判断します。レントゲン撮影や他の診断ツールを使用して、詳しい状態を確認します。
- 準備:治療する歯やその周辺のエリアを必要に応じ局所麻酔をします。 次にムシバを除去したり、修復物の内容に応じた歯牙形体を整えるために歯の形成(削ったり)をします。
- 修復物作製のための型取り:歯科技工にて製作される修復物は口腔内の状態を精密に再現した模型にからつくられます。 その模型製作のための型取り(印象採得)と咬みあわせの関係を記録します。
- 仮の歯の装着:治療中の歯にはアクリル製の仮の歯が装着されます。
- 調整と仕上げ:修復物が正しい形と噛み合わせになるように、研磨や調整を行います。
- 修復物のセット:適切なセメント材料で修復物を歯に固定します。
ラボサイド(labo side)
ラボサイドは、歯科技工士が歯科技工所で行う作業です。歯科医が取った印象(型)をもとに、歯科技工士が修復物を作成します。 以下はラボサイドで行われる主なステップです:
- 印象採取:歯科医が患者の歯の型を取ります。これには、シリコーンやアルジネートなどの印象材を使用します。
- 模型作成:取られた印象をもとに、石膏で口腔内の精密な模型を作ります。
- 修復物の作成:模型を基にして、クラウン(被せ物)やブリッジ、インレー、オンレーなどの修復物を作成します。材料にはセラミック、金属、ジルコニアなどが使われます。
- 仕上げ:修復物を研磨し、色合わせを行い、患者の自然な歯と調和するように仕上げます。
- 適合試験と調整:作成された修復物が患者の口に適合するかどうかを確認するために、歯科医が再度調整を行います。
最後に
チェアサイドとラボサイドの両方が協力して、精密で効果的な歯科修復を提供します。チェアサイドでは直接患者と向き合い、ラボサイドでは高品質な修復物を作成します。この連携により患者さんはより良い口腔機能と美しい口元を手に入れることができます。
チェアサイドの全般的ワークフローは以下のようなものとなります。
- 応急処置
- 資料収集 (X線写真/模型/口腔内写真/ほか)
- 診断と計画
- 暫間修復や前処置(根管治療/歯周治療/矯正/インプラント埋入/ほか)
- 再評価 / 形成ほか仕上げ
- 型取り(印象)
- 製作(歯科技工)
- 試し入れ / 経過観察
- 最終的なセット
*今後、個別の内容は投稿(Colum)に挙げてまいります。